ラストステイ処理



ラストステイ処理は、リン酸塩皮膜処理を行った後にステンレスフレーク配合のエポキシ樹脂特殊固体潤滑被膜を形成させることにより、防錆性能を向上させる高耐食表面処理です。

特徴

  • リン酸塩皮膜と特殊エポキシ樹脂系被膜により、防錆性・高耐食性能を飛躍的に向上させます。この処理は、塩害など過酷な腐食環境下でも腐食を抑制する高耐食性表面処理です。
  • 亜鉛メッキ代替で処理温度が低く水素脆性がありません。

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処理方法

  • リン酸塩皮膜処理+特殊エポキシ系樹脂コーティング(プライマー+トップコート)

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メカニズム

  •  イメージ図

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性能試験

試験条件

材 質: 
SPCC
仕 様: 
( 化成処理 ) リン酸亜鉛処理

                3~10μm

( プライマー ) エポキシ系プライマー

                10~15μm

                180℃×20分焼付

( トップコート) SUSフレーク入りフッ素系コーティング剤

                15~20μm

                180℃×20分焼付

試験結果